キララ
合板(ベニヤ)の表面部分に、破損(木部の割れ)があったというご連絡をいただく事があります。
キララ
この合板(ベニヤ)の割れ部分についてですが、実は構造上は特に問題はありません。
合板には「日本農林規格(JAS規格)」という品質規格があり、その規格の品質基準に基づいて合板は製造されています。
そしてこの表面の割れは、JAS規格による合板の品質基準においては、基準範囲内の割れになります。
下記写真をご覧ください。
キララ
板がいくつかの層になっていますね。
ご覧いただいた通り、合板とはいくつもの板(中板や中芯などと呼ばれます)を、繊維方向を交互に変えて接着剤で積層し、強度を高めながら作ります。
今回の場合は、その表面の板が剥がれているだけで、中板に破損がないため、JAS規格では強度に問題はないとして、出荷されています。
乾燥割れや丸太の特性で、どうしてもこのような裂け目が生じることはありますが、強度も十分にありますのでご安心ください。
なお、上記写真のような割れ目の場合は、合板の品質基準内の割れとなりますので、返品・交換の対象外となりますのでご了承いただきますよう、お願いします。
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